Keenableは、2025年11月5日に完了したシードラウンドで2600万ドルを調達し、ステルス状態を解除した。同社は、人間のユーザーではなくAIシステム向けに設計されたウェブ検索インフラを開発している。資金調達を主導したのはAccelで、Conviction Partners、Brightwing Capital、ScOp Venture Capitalのほか、GoogleとAmazonのエンジェル投資家も参加した。Yandexで検索、AI、クラウド部門の幹部を務めたアンドレイ・スティスキン氏と、ドイツ人AI研究者のマティアス・ペトリ氏が共同創業したKeenableは、1000億件を超える文書を収録した独立インデックスを構築したとしている。同社のWeb Search APIとAIに特化したWebQueryLanguageは現在利用可能で、9月末まで無料でアクセスできる。プラットフォームは自然言語検索、整理済みコンテンツの取得、特定時点の履歴検索に対応し、料金は無料トライアルからフロンティア規模のユーザー向けの1000リクエスト当たり1ドルまで幅がある。同社は、リード情報の拡充、マーケットマッピング、価格モニタリングなど、高頻度・低レイテンシーのワークロードを対象としている。また、関連性と機械処理に適した出力の面で、Tavily、Exa、Perplexityなどの競合を上回る結果を出していると説明する。Keenableによると、すでにAIラボが本番環境で同サービスを利用しているが、顧客名は明らかにしていない。また、ライブ情報検索に向け、音声AI企業のGradiumと提携した。同スタートアップは、単一のウェブページに完全な回答が含まれていない場合に複数の情報源を組み合わせるWebQueryLanguageの開発も進めている。米国と欧州に15人のエンジニアを擁するKeenableは、年末までに従業員数を倍増させる計画だ。Googleなどの大手テクノロジー企業が検索を再設計し、従来型の検索APIへのアクセスを見直す中、同社はBraveやExaと競合している。