エメラルドAI、評価額10億5000万ドルで1億5000万ドルを調達

エメラルドAIは8月25日、応募超過となったシリーズAで1億5000万ドルを調達し、同社の評価額は約10億5000万ドル、累計調達額は2億2000万ドルを超えた。今回のラウンドはEnergize CapitalとDCVCが共同主導し、JERA Ventures、NVIDIA、Siemensのほか、金融・戦略投資家が参加した。エメラルドAIは、AIデータセンターがリアルタイムの系統状況に応じて電力消費量を調整できるソフトウェアを開発しており、電力供給への圧力軽減に貢献する。同社のシステムは、電力網に負荷がかかった際、1分未満で電力需要を最大40%削減できる。新たに調達した資金は、世界での商用導入拡大に充てる計画で、顧客には大手AI企業、データセンター運営会社、電力会社が含まれる。2025年12月にNVIDIA製GPU 96基を用いて実施した試験でこの能力を実証し、その後、商用デモンストレーションを5件完了している。エメラルドAIは、この技術によって、米国の既存の電力網容量のうち100ギガワット超をAIデータセンター向けにアンロックできると見積もっており、これは英国の総発電容量におおむね相当する。モルガン・スタンレーは、世界の年間電力需要の純増分が2030年までに1兆キロワット時を超え、データセンターがその増加分の約20%を占めると予想している。エメラルドAIはまた、バージニア州に100メガワット規模の電力柔軟型AI施設を計画している。

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