原油、82ドル近辺で推移 イラン・オマーン間のホルムズ合意への期待とロシア輸出リスクがせめぎ合う

欧州時間序盤の取引で原油価格は下落した。10月渡しのブレント原油は1.4%安の1バレル=86.66ドル、WTIは1.6%安の80.94ドルとなり、水曜朝とおおむね同じ水準となった。市場では、イランとオマーンの協議によって最終的にホルムズ海峡の通航制約が緩和される可能性に対し、慎重ながらも前向きな見方が続いている。イラン国営メディアは、イラン軍がオマーンとの間で収益分配合意に達したと報じたが、当局者はこの合意によって海峡が再開されるわけではないと強調した。ANZのアナリストは、再開には米国の関与が必要になると述べた。供給不足への懸念が続く一方、サウジアラビアはペルシャ湾で原油積み出しを増やしている兆候を示している。さらに全体的な背景には、ウクライナの攻撃によるロシアの輸出リスクや、紅海の脅威を回避する代替航路もある。

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