韓国の金融監督院(FSS)と雇用労働部は、確定給付(DB)型年金の昨年の運用利回りが3.5%となり、確定拠出(DC)型の8.5%、個人退職年金の9.4%を大きく下回ったと明らかにした。DB型年金の積立金は228兆9000億ウォン(1650億ドル)で、韓国の退職年金積立金501兆4000億ウォン(3614億ドル)の45.7%を占めた。一方、DB型年金の資産の91.9%は元利保証商品に投資されていた。規制当局は、保守的な資産配分、賃金上昇率を下回る運用利回り、資産の満期の短さが、雇用主の積立負担を増大させていると指摘した。企業に対しては、運用目標を賃金上昇率以上に設定し、資産のデュレーションを給付の支払いに合わせるとともに、年金運営機関による助言をより積極的に活用するよう促した。雇用労働部は、積立不足のDB導入事業場に対する定期的な監督も計画しており、罰金は最大1000万ウォン(7200ドル)となる。FSSは年金運営機関への指導を強化し、10月に発行する退職年金ガイドブックにDB運営に関する情報を盛り込む方針である。