米日介入で円は155.20円まで上昇、欧州に警戒感

日本と米国は7月30、31日に協調して為替介入を実施し、円相場を1ドル=162.80円前後から157.80円まで押し上げた。円は40年ぶりの安値となる164円近辺に接近した後、一時155.20円まで上昇した。日本にとって1998年以来初めてとなる米国との協調介入では、日本が円を買い、米財務省がユーロを売って円を購入した。日本の拠出額を巡る推計は約590億ドルから850億ドルに及ぶ一方、先の推計では8兆4500億円、約531億ドルとされた。連邦準備制度の比較的高い金利、日本銀行の低金利政策、キャリートレード需要、エネルギー輸入コストの上昇が引き続き円相場の重しとなるなか、円は8月中旬までに158~160円の水準へと下落した。片山さつき財務相とベッセント財務長官が介入を確認し、トランプ大統領も米国の参加を認めた。両氏は追加介入の可能性が残っていることを示唆する一方、日本銀行は植田和男総裁の慎重な姿勢にもかかわらず、利上げを迫られる可能性がある。ワシントンはまた、無秩序な円急落が米国債市場や世界の資金調達環境に波及するリスクの抑制を目指したが、ドルではなくユーロを売る決定により、協調を巡る欧州の懸念は強まった。

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