ECBの利上げ観測とホルムズ海峡リスクが続くなか、ドイツ国債利回り上昇

欧州の国債利回りは、ECBのタカ派的な指針、経済活動の強いデータ、エネルギーをめぐる不透明感の継続を受け、デュレーション需要が後退したことで反発した。10年物ドイツ国債利回りは3.25%に上昇し、2年物シュカッツも2.810%に回復した。ECBは7月22〜23日の会合で政策金利を据え置き、6月の利上げ後も預金ファシリティ金利を2.25%とした。これは約3年ぶりの利上げだった。8月27日に公表された議事要旨では、政策当局者がすでに追加利上げを想定しており、早ければ9月にも実施する可能性が示された。議事要旨は、判断が引き続きデータ次第であるとしつつも、インフレ見通しが大幅に改善しない限り、追加利上げが必要になる可能性が高いと指摘した。政策当局者は7月の決定を2度にわたり一時停止と表現し、利上げサイクルの終了を意味するものではないと強調した一方、インフレが改善した場合に備え、9月の実施を確約することは避けた。その後、インフレ率が3%近辺で推移し、イランをめぐる紛争が続くなかでも成長が底堅かったことから、こうした疑念は解消されたと情報筋がロイターに語った。これにより、政策担当者は9月9〜10日に政策金利を2.25%から2.50%へ引き上げる準備を整えた。7月の企業向け銀行融資は4.4%増と、3年余りで最も速い伸びとなった。ブレント原油が87.40ドル近辺で安定し、ホルムズ海峡をめぐる物流リスクが残るなか、これは景気の底堅さを示す材料を一段と強めた。

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