上場ビットコインマイナーは、半減期後の収益環境が厳しくなり、データセンター向け電力需要が高まる中、人工知能(AI)と高性能コンピューティング(HPC)への事業拡大を進めている。CoinSharesは、AIとHPCが2026年12月までに上場マイナーの収益の約70%を占める可能性があると予測している。これは2026年初めの約30%と比べた水準であり、より最近の報道では、2025年初めの約30%から増加したと説明されている。発表されたAIおよびHPC契約の総額は700億ドルを超えることもあり、TeraWulfの契約済みHPC収益128億ドル超や、GoogleおよびFluidStackとの重要な契約と報じられているもの、Core ScientificのCoreWeaveとの約102億ドルに上る12年間の提携、IRENのMicrosoftとの約97億ドル規模・5年間のGPUクラウド契約、Hut 8のGoogleが支援するFluidStackとの約70億ドル規模・15年間のリースなどが含まれる。2024年4月の半減期により、ビットコインのブロック報酬は6.25 BTCから3.125 BTCに減少した一方、上場マイナーが1ビットコインを生産する平均現金コストは2025年第4四半期に約8万ドルへ達した。マイナーはAIワークロード向けに電力容量、冷却システム、データセンターの建屋を転用しているが、より高い稼働率要件、多額の改修費用、Amazon Web ServicesやMicrosoft Azureとの競争に対応しなければならない。投資家の注目は、ハッシュレートから、データセンター容量、利用可能なメガワット規模の電力、契約済み受注残、顧客集中リスクへと移りつつある。米国の現物ビットコインETFは、2026年8月22日までの1週間に約19億ドルの純流入を記録した一方、CoinSharesはWGMI ETFをCoinShares Bitcoin Mining and Digital Power ETFへと名称変更した。HIVE Digital Technologiesは2027年度第1四半期に7910万ドルの収益を計上し、そのうち700万ドルはHPCおよびAIインフラからの収益だった。また、電力コストを1キロワット時当たり5セントとした場合、ビットコイン価格が6万ドルでマイニングマージンは36%、7万ドルで45%、8万ドルで52%になると予測した。