ブレント原油は2026年8月28日(金)早朝時点で1バレル当たり89.45ドル前後となり、週間では約5.3%の下落に向かっていた。ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は83.31ドル前後で、約4.3%安となる見通しであり、いずれも2週連続の上昇に終止符を打つ形となった。その後のスナップショットでは、ブレントは89.10ドルおよび88.14ドル、WTIは82.89~83.59ドルとなっており、数値の違いは時点、限月、データ提供会社の違いを反映している。2月28日の米国・イスラエルによるイラン攻撃から6カ月が経過した時点で、原油価格は依然として戦前の水準を約23%上回っていた。ゴールドマン・サックスは、ペルシャ湾からの輸出が紛争前の水準の約3分の2まで回復したと推計した。これは紛争前の日量2,200万~2,400万バレルに対し、約1,500万~1,600万バレルに相当し、3月の底では日量500万~600万バレルだった。イランとオマーンは、収益分配または輸送レーンに関する枠組みで合意したが、テヘランは、ホルムズ海峡の即時再開を保証するものではないと述べた。外交協議、平常を下回る海運、米国の燃料在庫の低さ、戦略備蓄の放出、米国の増産、中国の購入減少が重なり、見通しは拮抗していた。国際エネルギー機関(IEA)は、第3四半期に日量180万バレルの供給不足となる可能性がある一方、2026年の需要は日量160万バレル減少すると予測した。OPECプラスは、自主減産分のうち日量18万8,000バレルを9月に戻す計画である。