ロッテ・エナジー・マテリアルズは、電気自動車(EV)需要が一様でないなか、エネルギー貯蔵システム(ESS)および北米の顧客向けにバッテリー用銅箔の出荷を拡大している。また、AIアクセラレーターやネットワーク機器向けに、生産能力を高付加価値の回路用箔へ転換している。同社の第2四半期売上高は1942億ウォン(約1億4100万ドル)となり、1598億ウォンから21%増加した。SK証券は、第3四半期の売上高が2622億ウォン(約1億8950万ドル)となり、出荷量は6100トンから8750トンへ43%増加すると予想している。40%を超えるバッテリーコストが中国を含む懸念外国事業体(Foreign Entities of Concern)に由来する場合、米国の先端製造生産税額控除(Advanced Manufacturing Production Credit)の適格性が制限されるため、北米需要は支えられている。ロッテの工場稼働率は第2四半期に66.6%から72.1%へ上昇したが、ESS向け箔はEV向け箔より利益率が低く、拡張に伴う減価償却費も負担となっている。SK証券は、第3四半期の営業損失を204億ウォン(約1470万ドル)と予想しており、第2四半期の169億ウォン(約1220万ドル)から拡大する見通しである。長期的には、回路箔価格の上昇、高付加価値のHVLP銅箔、半導体パッケージ向け供給契約の可能性が業績の押し上げ要因となり得るが、技術的難度の高い厚さ2~5μm、表面粗さ0.8μm以下の製品における歩留まりの確保は依然として大きな課題である。