米国、NVIDIAサーバーの中国向け出荷疑惑でApex Logisticsを調査

  • BISは、中国向けに輸送された疑いのある47件の出荷をめぐり、Apex Logisticsを調査している。
  • 元従業員2人は、規制対象のハードウェアを適用除外品として分類するため、虚偽のコードを使ったとされる。
  • 親会社がApexの株式売却や上場の選択肢を検討する中、キューネ・アンド・ナーゲルの株価は4.2%下落した。

米商務省産業安全保障局(BIS)は、輸出規制に違反してNVIDIA製AIサーバーを中国へ輸送する手助けをした疑いをめぐり、スイスの海運大手キューネ・アンド・ナーゲルが100%保有するシンガポール拠点のApex Logisticsを調査している。調査対象は2024年に同社が取り扱った47件の出荷で、違法な半導体取引への関与を理由に運送会社が米国の執行措置を受ける初の事例となる可能性がある。Apexの元従業員2人は、規制対象のハードウェアを規制の適用除外品として分類するため、虚偽の出荷コードを使ったとされる。Apexは当局に協力し、コンプライアンスに取り組んでいると表明した。一方、キューネ・アンド・ナーゲルは、子会社は協力しているが、親会社には接触がないと述べた。想定される結果には、民事制裁金、米国原産品へのアクセスを制限する一時取引禁止命令、刑事当局への付託が含まれる。投資家が、2024年に42万トン超の航空貨物を取り扱った事業へのリスクを見極める中、キューネ・アンド・ナーゲルの株価は2026年8月27日に一時4.2%下落した。今回の調査は、キューネ・アンド・ナーゲルがApexについて、20%の株式売却や香港上場の可能性を含む戦略的選択肢を検討する中、また米当局が輸出管理の監視対象を半導体メーカーや販売業者から貨物仲介業者へと広げる中で行われている。

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