トランプ大統領が利下げを迫る中、ウォーシュFRB議長が利上げの可能性を示唆

  • ウォーシュ議長は、インフレ率が2%の目標に向かわなければFRBは利上げが必要になる可能性があると警告した。
  • CME(Chicago Mercantile Exchange)のFedWatchでは、9月15~16日のFOMC利上げ確率が発言前の約35%から57.5%に上昇した。
  • ドル円は0.48%高の160.15円となり、日本への圧力が強まるとともに、9月半ばの日銀利上げへの注目が高まった。

米連邦準備制度のウォーシュ議長は、ジャクソンホール会議での初講演で、インフレ率がFRBの定める2%の目標に収れんしなければ政策当局には「やるべきことがある」と警告し、ドナルド・トランプ大統領が借り入れコストの低下を望む中でも金利が上昇する可能性を示唆した。ウォーシュ議長は基調的なインフレ率が依然として高すぎると指摘。労働市場が堅調であるにもかかわらず物価安定を優先し、金融環境を引き締め的だと特徴づけるのは難しいと述べた。一方、具体的なフォワードガイダンスの提示は避け、判断は今後のデータ次第だとした。市場では、9月15~16日のFOMC会合で25ベーシスポイント以上の利上げが行われる確率が、発言前の約35%から57.5%に上昇。ドル円は0.48%高の160.15円、ドル指数は0.59%高の99.69となり、9月半ばの日銀利上げ観測も強まった。

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