総務省が発表した東京都区部の8月のコア消費者物価指数(生鮮食品を除く)は、2025年=100の基準で102.3となり、前年同月比1.8%上昇した。7月の1.7%から3カ月連続で伸びが加速し、市場予想の1.7%も上回った。コアインフレ率は日銀の2%目標を7カ月連続で下回った一方、総合CPIは1.9%上昇し、生鮮食品とエネルギーを除くコアコア指数は2.0%上昇と、5カ月ぶりに2%の水準に達した。生鮮食品を除く食料品価格は3.6%上昇し、牛肉、弁当、コーヒー豆などが大きく値上がりした。サービス価格の上昇率は1.4%に加速し、家賃は1.9%上昇した一方、エネルギー価格は2.0%下落し、全体の伸びを一部相殺した。東京都区部の指標は全国の先行指標として扱われており、6月に政策金利を1%へ引き上げ、7月には据え置いた日銀の9月17〜18日の会合に向けた重要な材料となる。賃金、サービス価格、エネルギーコストが正常化を引き続き後押しすれば、早ければ9月にも利上げが行われる可能性があるとみる市場関係者もいる。データ発表後、円は小幅に上昇し、1ドル=159.35円近辺で取引された。