フランスの2026年7月の財に対する家計消費は前月比0.5%増加し、変化なしというコンセンサス予想を上回った。この増加に先立ち、6月は0.6%増へ上方改定されたが、最新の統計では6月を横ばいとしており、3カ月連続の増加となった。工業製品の消費は0.5%増加し、耐久財への支出は0.2%増から0.8%増へ加速した一方、その他の工業製品への支出は0.4%増から0.3%増へ減速した。エネルギー消費は0.8%増加し、6月の1.5%増から伸びが鈍化した。燃料が増加をけん引し、電力がこれに続いた。食品消費の伸びは0.7%増から0.2%増へ鈍化し、繊維・衣料品への支出は6月の1.2%減に続き、0.2%減少した。2026年7月はフランスで観測史上最も暑い月となり、家計消費は前年同月比1.4%増加した。エコノミストは、予想を上回った今回の結果を下期成長にとって小幅なプラス材料とみている一方、財の月次データは変動が大きく、サービスを含まない点には注意を促している。消費の持続的な増加は輸出と設備投資の弱さを相殺する一助となり得るが、ユーロ圏の低調な成長やフランスの財政再建計画が家計の購買力を圧迫する可能性がある。旺盛な需要は欧州中央銀行(ECB)の政策見通しにも影響を及ぼす可能性があるものの、単月の統計が金融政策を決定づける可能性は低い。