米連邦準備制度(FRB)のパウエル議長がタカ派姿勢を示し、利下げが先送りされる可能性を示唆したことを受け、ビットコインと金がともに下落した。インフレ抑制には金融政策を引き締め的な水準に維持する必要があるとの発言を受け、リスク資産や貴金属が売られ、ドル高を背景にビットコインは主要なサポート水準を下回り、金も最近の高値から反落した。こうした動きは、高金利が長期化すれば流動性が引き締まり、利回りを生まない資産への需要が減少するとの投資家の懸念を反映している。ビットコインと金はいずれも歴史的にFRBの政策変更に敏感で、通貨価値の希薄化に対するヘッジと見なされることがある一方、金融環境の引き締まりを受けて短期的に価格が下落することも多い。トレーダーは高まるボラティリティに直面しており、FRBの次の一手を見極める手掛かりとして、今後発表されるインフレ指標や雇用統計を注視している。アナリストは、中央銀行が現在の姿勢を維持すれば、さらなる下落の可能性があると警告している。