タカ派のFRB見通しでドル高が進み、銀は65ドルを下回る

  • 銀はドル高を受け、1オンス当たり65ドルを下回った。
  • 支持線は63ドル付近、抵抗線は現在65ドル付近とみられている。
  • 銀は過去1カ月、68~72ドルの範囲で取引されていた。

銀(XAG/USD)は1オンス当たり65ドルの水準を下回り、相場が引き締め的な米連邦準備制度の政策が長期化すると織り込むなか、先に銀を約66.063ドルまで押し下げた下落を拡大した。FRB当局者のタカ派発言や堅調な米経済指標を受けて米国債利回りとドルが上昇し、ドル建ての銀は海外投資家にとって割高となり、利息を生まない貴金属の重しとなった。金も売り圧力にさらされたが、銀はボラティリティが高く、産業需要の影響も受けるため、下落がより大きくなった。銀は前月、概ね68~72ドルの範囲で取引されていたが、65ドル割れを受けて、焦点は63ドル付近の支持線に移り、抵抗線はかつての心理的な下値節目だった65ドル付近となっている。太陽光パネルや電子機器での産業利用は長期的な需要の支えであり続けているものの、高金利が続くなかで世界経済が減速するとの懸念が消費見通しを抑えている。投資家は、FRBの次の動きを見極める手掛かりとして、今後発表される米インフレ指標と雇用統計を注視している。

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