オーストラリア10年国債利回り、RBA利上げ観測の高まりで5.1%超に上昇

  • オーストラリアの10年国債利回りは、世界的な債券売りを受けて5.1%を上回った。
  • 市場では、9月29日にRBAが4.60%へ利上げする確率が54%と織り込まれた。
  • 第2四半期の景気成長率が減速すると予想される中でも、基調インフレ率は3.6%にとどまった。

オーストラリアの10年国債利回りは、世界的な債券売りが強まる中で5.1%を上回り、5カ月ぶりの高水準に上昇した。米国債が下落を主導したのは、米国の財政赤字と債務水準への懸念が背景にあり、オーストラリア国債には、インフレ抑制のため金利を高水準に維持する必要があるとの見方も加わり、さらなる下押し圧力がかかった。市場では現在、9月29日にオーストラリア準備銀行(RBA)が政策金利を25ベーシスポイント引き上げて4.60%とする確率を54%とみており、1週間前の10%から上昇した。さらに4.85%まで追加利上げする確率は40%となっている。よりタカ派的な見通しは、純輸出と政府支出が景気の減速を示すなど、第2四半期の勢いが弱まった兆候があるにもかかわらず強まっている。水曜日に発表される国内総生産(GDP)統計では、前期比成長率が0.3%、前年比成長率が2.5%から1.8%に減速すると予想されている。基調インフレ率は3.6%と高止まりしており、RBAには再利上げ圧力がかかっている。以前の市場予想では、9月利上げの確率は52%とされ、11月の利上げは完全に織り込まれていた。

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