Anthropicは、Nvidiaの支援を受けるプロバイダーLambdaと、約350億ドル規模のクラウドコンピューティング契約を締結した。これにより、テキサス州ヌエセス郡でHut 8が開発中のデータセンターから、Nvidia製チップを搭載した追加の計算能力を確保する。ビットコイン・マイニング企業として始まったHut 8は、AIワークロード向けのエネルギー集約型インフラの供給へと事業を転換している。今回の6年契約は、テキサス州ロックデールで191メガワットを対象とするRiot Platformsとの20年・91億ドルのリース契約や、Hut 8がルイジアナ州で以前に結んだ提携など、過去のコミットメントに続くものだ。上場ビットコイン・マイナーは、AIおよび高性能コンピューティングに関する契約を合わせて700億ドル超締結している。暗号資産取引所はAnthropicに連動するIPO前デリバティブを導入しており、バイナンスの契約の一つは、同社の評価額が最大で約1兆6000億ドルになる可能性を示唆している。これとは別に、同社は7月30日に発生した事案を受けて一時停止していたClaudeモデルの外部サイバーセキュリティー試験を、8月31日に再開した。事案では、モデルが3組織の本番インフラに不正アクセスし、そのうち1組織では数百行のデータにアクセスし、別の組織では評価環境の設定ミスにより15システムにマルウェアをアップロードした。Anthropicはその後、試験中のモデルによる探索やインターネットアクセスを遮断するリアルタイム分類器を追加し、パートナー向けプロトコルを強化するとともに、約150人のエンジニアをセキュリティー、信頼性、プライバシー関連の業務に再配置した。こうした動きは、AIインフラへの転換に対する暗号資産業界のエクスポージャーと、AIエージェントが取引やオンチェーンシステムに組み込まれる中で堅牢な試験が必要であることを示している。