オーストラリアの経常収支赤字、6月四半期に272億ドルへ拡大

  • オーストラリアの6月四半期の経常収支赤字は272億ドルとなった。
  • 貿易収支は51億ドルの赤字に悪化し、2017年以降で2回目の赤字となった。
  • 企業の粗営業余剰は前四半期比1.8%増となり、予想を下回った。

オーストラリアの経常収支赤字は6月四半期に272億ドルとなり、市場予想の346億ドルを下回ったものの、貿易収支は急速に悪化した。財・サービス収支の赤字は3月四半期の24億ドルから51億ドルに拡大し、2017年以降で2回目となる四半期ベースの貿易赤字となった。財の輸入は4.0%、サービスの輸入は6.9%増加し、過去最高となった燃料と乗用車の購入が押し上げ要因となった。石炭、リチウム、ガス価格の上昇に加え、オーストラリア人の海外旅行の減少が、圧力の一部を相殺した。オーストラリア統計局が別途発表したデータによると、企業の粗営業余剰は前四半期比1.8%増となり、予想の2%を下回ったほか、3月の3.2%増からも減速した。これらのデータは6月四半期のGDP発表に先立って公表されたもので、純輸出は成長率を約0.1ポイント押し上げると予想されている。エコノミストは、公共投資の減少と企業設備投資の鈍化から、経済はほとんど成長していない可能性があると指摘した。一方、景気の減速により、4.35%にあるオーストラリア準備銀行の政策金利をさらに引き上げる圧力は弱まる可能性がある。

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