AIサーバー受注は過去最高の609億ドル、受注残は950億ドル、過去12カ月のAI受注は1317億ドルに達し、売上高1920億ドル、調整後EPS25.50ドルへの引き上げを支えた
デル・テクノロジーズは、2027年度第2四半期の売上高が前年同期比58%増の469億7000万ドルとなり、アナリスト予想の約449億ドルを上回ったと報告した。調整後利益は1株当たり7.04ドルで、予想の約4.91ドルを上回った。純利益は前年同期の11億6000万ドルから41億3000万ドルに増加し、1株当たり利益は6.34ドルだった。AI向けに最適化したサーバーの売上高は164億ドルに達し、四半期のAIサーバー受注は過去最高の609億ドルとなった。これによりAI受注残は過去最高の950億ドルに拡大した。過去12カ月には1317億ドルのAI需要を受注に転換しており、クラウドプロバイダーのCoreWeaveやNscaleなどがけん引した過去1年間のAIサーバー受注額は1300億ドルを超えた。同社は、受注パイプラインが受注残の数倍の規模にとどまっていると述べた。デルは2027年度のAI向け最適化サーバー売上高予想を、年初時点の500億ドルから600億ドル、さらに740億ドルへと引き上げた。通期売上高見通しは約1670億ドルから約250億ドル引き上げて1920億ドルとし、調整後EPSの見通しも約17.90ドルから25.50ドルに引き上げた。第3四半期については、売上高約490億ドル、調整後EPS6.50ドルを見込んでおり、コンセンサス予想の約413億6000万ドル、4.46ドルを上回る。経営陣は、需要が供給を上回る状況が2四半期連続で続いたと説明し、DRAM、NAND、CPU、ディスクドライブ、電源部品、基板、光学部品に及ぶ不足を指摘した。一方、カウンターポイント・リサーチやSKハイニックスなど業界関係者は、本格的な新規メモリー供給が到来するのは2028年まで待つ必要がある可能性や、需給逼迫が2030年まで続く可能性を指摘している。インフラストラクチャー・ソリューションズ・グループの売上高は89%増の318億ドルに達し、クライアント・ソリューションズ・グループは、デルが上昇したメモリーコストを転嫁したことで約20%増加した。同社は株主に過去最高の43億ドルを還元した。株価は通常取引を6.8%安の425ドルで終えた後、時間外取引で約8%反発し、459.03ドルとなった。