ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)は、2024年1月11日の運用開始から8月31日までのトータルリターンが67.74%となり、バンガードのS&P 500 ETF(VOO)の66.14%を僅差で上回った。ブルームバーグのシニアETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏が指摘したその差は、わずか1.60パーセントポイントだった。僅差の優位性は、はるかに大きなボラティリティを伴った。IBITの最大ドローダウンは2025年10月6日から2026年6月30日までに53.30%に達したのに対し、VOOは2025年2月19日から4月8日までに18.69%だった。米国で現物ETFが開始された時点でビットコインは4万7000ドル近辺で取引されていたが、ドナルド・トランプ大統領の選挙勝利後の2025年には約12万6000ドルの過去最高値まで上昇し、その後はおよそ5万8000ドルまで下落してから約7万7000ドルまで回復した。現物ビットコインETFで最大のIBITは約600億ドルを運用し、運用開始以来の資金流入は約630億ドルに上る。一方、VOOの純資産は2026年6月に1兆ドルを超えた。ブラックロックは、分散と長期的なリターンの可能性を求める投資家に対し、ビットコインを2%組み入れることを推奨している。