フランスは、欧州連合(EU)での承認投票を前に、テスラのFull Self-Driving(FSD)Supervisedシステムの路上試験を開始した。投票は早ければ10月6日、または12月初旬に行われる可能性がある。フィリップ・タバロ運輸相によると、テスラはイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)との建設的な意見交換と数カ月にわたる技術作業を経て、FSD搭載車2台を提供した。このシステムは加速、制動、操舵を行えるが、ドライバーは常に操作を引き継げるよう備えておく必要がある。テスラによると、オランダ、ベルギー、デンマーク、エストニア、リトアニアで約1億200万キロを走行したデータでは、FSDの作動中に発生した衝突事故は手動運転のテスラより少なかった。ただし、テスラはこの観察に基づく比較では、天候や交通状況、作動を選択した状況を完全には考慮できないと注意を促している。フランスの独立試験では、オランダとテスラから提供されたデータに加え、フランスの道路での性能を評価し、結果は9月中旬から下旬に出る見通しである。オランダは4月に暫定承認を与え、その後、ベルギー、デンマーク、エストニア、リトアニアも続いた。EU全体での承認には、加盟15カ国の支持と、EU人口の65%を代表することが必要となる。一方、フランスとスウェーデンは、速度超過やドライバーによる監視義務などについて懸念を示している。