米国のロボタクシー競争は、自動運転技術の実証から商用運営の規模拡大へと移行している。アルファベット傘下のウェイモ、アマゾン傘下のズークス、テスラは、サービス地域の拡大と専用車両プログラムの展開を進めている。ウェイモは1日、デンバー、サンディエゴ、タンパで一般向けに完全自動運転の乗車サービスを開始し、米国のネットワークを14都市に拡大した。商用車両は4000台を超え、3月時点の週間有料乗車回数は50万回に達し、3月末までの累計自動運転距離は2億2000万マイルを超えた。ウェイモは年末までに週間乗車回数100万回超を目指しており、2027年末までにドイツで商用サービスを開始する計画である。ズークスはヒューストンとサンディエゴで地図作成と自動運転試験を開始し、米国での試験・運用地域を12カ所に増やす。ただし、有料サービスを提供している市場はラスベガスのみである。テスラはテキサス州とフロリダ州の6都市で有料のロボタクシーサービスを運営しており、2人乗りのサイバ―キャブの展開計画の詳細発表に向けて準備を進めている。各社はデポ、充電ハブ、保守能力の確保でも競争している。これらのインフラ整備には3年以上かかることがあり、地域住民との対立を招いている。ゴールドマン・サックス・リサーチは、米国のロボタクシー市場が2030年に190億ドル、2035年に480億ドルに達すると予測している。海外展開も進んでおり、ポニー・エーアイ、ウェイモ、ウーバーは韓国への進出を目指している。韓国では商用展開に先立ち、規制当局の承認が必要となる。