伊藤園の株価は9月2日、東京証券取引所で前日比391円(12.98%)高の3402円まで上昇し、年初来高値を付けた。同社が2026年5~7月期に予想を大きく上回る決算を発表したことが材料となった。営業利益は前年同期比22%増の102億円(約6360万ドル)となり、市場予想の60億円強(約3740万ドル)を上回った。第1四半期の経常利益は13.4%増の101億円(約6300万ドル)で、通期計画205億円(約1億2780万ドル)の49.4%に相当する。国内外での価格改定、販促費の抑制、ならびに自動販売機事業で減損損失を計上した後の減価償却費の減少が、収益性を支えた。低採算の自動販売機を撤去する構造改革も利益率の改善に寄与しているが、投資家は価格改定の効果が第2四半期以降も続くかを注視している。原材料価格、物流費、構造改革の進展が通期業績を左右する見通しで、第1四半期の実績を受けて業績予想の上方修正への期待が高まっている。別途、Makuakeは2026年9月期の経常利益予想を、従来の6億7000万円~8億円(約500万ドル)から8億6000万円(約540万ドル)へ引き上げた。購入型クラウドファンディングプラットフォーム上で、AI搭載の家電・ガジェット分野におけるプロジェクトおよびサポーターの獲得が想定を上回るペースで進んだことに加え、広告配信代理サービスや全社的なコスト管理が予想修正につながった。