AI企業のOwkinは、ドイツのベーリンガーインゲルハイムとライセンス契約を締結した。これにより同社は、製薬大手がOwkinのK Pro AI研究プラットフォームと患者データを利用し、がん・免疫関連疾患の創薬を加速できるようにした。この契約に先立ち、2025年にはOwkinがベーリンガーの患者の腫瘍サンプルと関連する生物学的データセットを用いて、創薬候補となる標的の優先順位付けを支援する試験運用を実施したと、Owkinのトーマ・クロゼル最高経営責任者(CEO)がロイターに語った。新たな契約に基づき、Owkinはマルチモーダルの腫瘍学データをベーリンガーにライセンス供与し、世界規模の患者データネットワークを通じて新たな免疫学データを生成する。金銭面の条件は明らかにされていない。ベーリンガーは、5月にK Proのライセンス契約を結んだアストラゼネカと、6月にOwkinとの提携を5年間の契約で拡大したサノフィに続き、同技術を利用する製薬会社となる。