文書認証のために銀行や政府機関が利用する赤外線・紫外線スキャンを含む北米の運転免許証1億5300万件超が、ルイジアナ州の本人確認企業IDScan.netに関連する疑いのある侵害で、ダークウェブのマーケットプレイスNexusに掲載された。セキュリティー記者のブライアン・クレブス氏と研究者のザック・エドワーズ氏は、画像のタイムスタンプをHertzのレンタカー利用やPlanet13の薬局訪問と照合し、データを、レンタカー窓口、カンナビス販売店、ホテル、カジノ、配送センターなどで使われ、毎月2100万件超の認証を処理するIDScan.netの端末に結び付けた。Exploitフォーラムの投稿では、州発行IDが1000万件超、旅行書類・国際IDが300万件超、医療カードが少なくとも57万9000件あるとも記載されており、対象は1億7000万人超に及び、カナダの記録は約110万件含まれていた。運営者は1年以上にわたり継続的にデータを持ち出していたと主張し、監視開始から24時間以内に運転免許証の件数は約40万件増加した。米国防長官ピート・ヘグセス氏の運転免許証は100ドルで掲載され、FBI副長官の運転免許証も含まれていたと報じられている。FBIニューオーリンズ支局は9月1日に正式な捜査を開始し、その後Nexusはオフラインとなった。IDScan.netは外部弁護士、サイバー保険会社、フォレンジック支援企業とともに調査を進め、法執行機関と連携している。マルチスペクトル画像は物理カードを交換しても無効化できないため、偽造や合成身元詐欺のリスクが高まっている。