トウモロコシ先物は1ブッシェル当たり5.10ドルを上回り、3年超ぶりの高値近辺で推移した。10月に迎える同地域のトウモロコシ輸出最盛期を前に、黒海地域からの穀物輸出が混乱するとの懸念が相場を下支えした。ウクライナは世界のトウモロコシ輸出の約10~11%を供給しており、攻撃が続く中でウクライナとロシアからの出荷が混乱している。上昇後の利益確定売りにより先物が一時5.20ドルを下回るなど、価格は引き続き変動が大きかった。米農務省(USDA)は8月30日時点で、米国のトウモロコシ作柄の57%を「良」から「優」と評価した一方、現地調査では状況にばらつきがあり、予想を下回る収量も確認された。米農務省の最新報告によると、8月27日までの週における2025/26年度の米国産トウモロコシ販売は、純ベースで82万9600トン減少した。ただし、累計輸出量は前週の8349万トンから8506万トンに増加した。トレーダーは9月11日に公表される米農務省の作柄予測の更新を待つとともに、トランプ大統領と習近平氏の会談が実現する可能性を前に、中国当局者がトウモロコシを含む米国産農産物の購入について協議しているとの報道を注視している。