中国電力建設(POWERCHINA)はエジプトで1.8GW超の風力発電プロジェクトを推進する一方、エネルギー貯蔵インフラと現地製造へ事業を拡大している。同社のポートフォリオには、稼働中の500MWアムネト・ガルフ・オブ・スエズ風力発電プロジェクトのほか、建設中の1.1GWガルフ・オブ・スエズ風力発電プロジェクトと202.5MWラス・ガレブ風力発電プロジェクトが含まれる。POWERCHINAは2026年8月、アイン・ソフナの5万平方メートルの敷地で、Sungrowのエネルギー貯蔵製造施設の建設を開始した。同工場の年間生産能力は10GWhを計画しており、2027年6月の操業開始を予定している。また、Sungrowにとって中東・アフリカ初のバッテリーエネルギー貯蔵システム製造拠点となる見通しである。初期生産分は、ミニヤ県のサステナブル・エナジー・バレー・プロジェクトを支えることが見込まれており、同プロジェクト向けにSungrowは4GWhの蓄電システムを供給する。POWERCHINAによると、同社のエジプトでの事業は2012年以降、直接雇用2,000人超、間接雇用1万人超を創出するとともに、350人超の専門人材を育成し、エジプトのサプライヤー、下請け業者、コンサルタントと協業してきた。今回の拡大は、中国とエジプトが外交関係樹立70周年を迎える中で進められており、個別プロジェクトから、発電・蓄電・現地の産業基盤を網羅する統合型のクリーンエネルギー・エコシステムへと軸足を移す、より広範な変化を反映している。