米国・アジア株が上昇、FRB利上げ観測後退で英国債利回り低下

  • 米国とアジアの株式相場は、米国債利回りが低下し、英ポンドが1.35ドルを上回る水準を回復、英国10年国債利回りが5.15%に低下する中で上昇した。
  • ダウ工業株30種平均は624.16ドル(ポイント)高の5万3686.11となった一方、9月のFRB利上げ確率は報告ベースで約63~65%から50%近辺に低下した。
  • 投資家は8月の米雇用統計と中国の経済指標を待つ中、市場では年末までのBoE利上げと、2027年3月までの追加利上げ1回が完全に織り込まれていた。

米国とアジアの株式相場は、米国債利回りが低下し、投資家が9月の米連邦準備制度理事会(FRB)利上げ予想を引き下げたことで上昇した。一方、英ポンドは1.35ドルを上回る水準を回復し、英国10年国債利回りは5.15%に低下した。FRBのクリストファー・ウォラー理事は、今後発表されるデータでインフレ鈍化が確認されれば、9月15~16日の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で、フェデラルファンド金利の誘導目標を3.5~3.75%に据え置くことを支持できると述べた。市場が織り込む9月利上げ確率は、約63~65%から50%近辺へ低下したが、提供されたCME FedWatchのスナップショットでは66.2%に達するものもあった。イングランド銀行(BoE)のヒュー・ピル首席エコノミストは、インフレ抑制に向けて後により急激な引き締めを迫られるリスクを抑えるため、今利上げする可能性があると述べた。一方、市場では年末までのBoE利上げを完全に織り込み、2027年3月までにもう1回の利上げも予想していた。投資家は8月の米雇用統計(非農業部門雇用者数)と中国の貿易・インフレ統計を待つ一方、エネルギー価格や財政懸念、8万1000ドル近辺で推移するビットコインを注視していた。

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