タイソン・フーズ、牛肉事業の採算悪化で2026年度利益見通し引き下げ

  • タイソン・フーズは2026年度の調整後営業利益見通しを18億5000万~20億5000万ドルに、売上高成長率の見通しを1.5%~2.0%に引き下げた。
  • 牛肉価格を上回る牛の仕入れコストを背景に、同社は牛肉事業で6億2500万~7億7500万ドルの営業損失を見込む一方、株価は7%下落した。
  • タイソンは鶏肉事業の見通しを引き上げ、調理済み食品事業と国際事業の見通しを維持した。輸入政策の変更を受け、牛肉事業の再編も進めている。

タイソン・フーズは2026年度の調整後営業利益見通しを21億~23億ドルから18億5000万~20億5000万ドルに引き下げ、売上高成長率の見通しも2.5%~3.5%から1.5%~2.0%に下方修正した。約1カ月で2度目の見通し引き下げとなる。発表後、深刻な米国の牛不足や家畜価格の変動、利益率の圧迫を背景に牛肉事業が打撃を受け、株価は7%下落した。タイソンは牛肉事業で6億2500万~7億7500万ドルの調整後営業損失を見込む一方、鶏肉事業の見通しは18億5000万~19億5000万ドルに引き上げ、調理済み食品事業と国際事業は据え置いた。同社の見通しは、2026年8月に10億ドルのシニア債を発行した後に示され、リーバイ&コルシンスキーによる調査につながった。トランプ大統領は輸入拡大によって牛肉価格を引き下げようとしており、輸入ひき肉最大30万トンを対象とする一時的な関税免除も実施した。ただ、牧場主は安価な輸入品が国内の牛価格を押し下げ、飼育頭数の回復を妨げる可能性があると警告している。タイソンは工場閉鎖と売却計画を通じて牛肉事業を集約しており、コスト負担の軽減は2027年度に見込まれている。

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