AAAによると、米国の小売ディーゼル価格は金曜日、全国平均で1ガロン5.85ドルと過去最高を記録した。1年前の3.71ドルから58%上昇し、先月の約5.37ドルからも9%近く上昇した。カリフォルニア州のディーゼル価格は1ガロン7.70ドルに達した。ディーゼルは貨物輸送、農業、暖房、産業活動の中核を担うため、価格上昇による輸送費の増加が消費者物価に波及し、インフレ懸念を強めている。 イラン紛争に関連する供給制約に加え、ホルムズ海峡の事実上の封鎖が、ロシアの精製やディーゼル輸出を巡る混乱に拍車をかけている。先の推計では、製油所の操業停止、ロシアの輸出制限、ペルシャ湾の海運混乱により、世界のディーゼル供給から相当量が失われた一方、米国の留出油在庫はこの時期として異例の低水準にとどまっていた。 レギュラーガソリンも上昇し、AAAによると、金曜日の全国平均は約4.18ドルだった。1年前の約3.20ドルから上昇した。先の報道では金曜日の平均を4.15ドルとしており、同時期の統計間で小さな差が生じている。ホワイトハウスは、トランプ大統領が製油能力の拡大について協議するため、約12社の製油業者と会談したと明らかにした。政権の経済対応には、ガソリン価格の不当なつり上げ疑惑を巡る司法省の調査も含まれている。7月に実施されたAP通信・NORC世論調査では、回答者の66%がトランプ大統領の米経済への対応を支持しないと答えた。