運用資産規模が約3億〜4億ドルのテクノロジー特化型投資助言会社、ウェストエンド・キャピタル・マネジメントは、評価額が収益成長戦略に合致しないとして、SpaceXの2026年6月のIPOへの参加を見送った。SpaceXは6月12日、ナスダックにティッカー「SPCX」で上場し、クラスA株5億5560万株を1株135ドルで売り出した。基本調達額は約750億ドルで、グリーンシュー・オプションを全量行使した結果、調達総額は約857億ドルに達した。公募価格に基づく評価額は約1.77兆ドルで、同社の上場直後の時価総額は2兆ドルを超え、過去最大のIPOとなった。2005年創業でカリフォルニア州サウサリートに本社を置くウェストエンドは、特にテクノロジーとAI関連分野で、収益が加速している企業に投資している。同社は、割当の提示を受けたかどうかを明らかにしていない。SpaceXが売却した株式は同社の約4〜5%で、イーロン・マスクCEOは異なる議決権を持つ株式構造を通じて、議決権の約82〜85%を維持した。マスク氏と一部のインサイダーには366日間のロックアップが適用される。IPOでは推定20〜30%が個人投資家向けに割り当てられ、公開市場の投資家はSpaceXの打ち上げ事業、スターリンク衛星ネットワーク、スターシップ開発に投資する機会を得た一方、ガバナンスは集中したままだった。この上場は、137ベンチャーズにも恩恵をもたらした。同社の2014年ファンドは、2011年以降SpaceX株を取得し、IPO時点で1%超を保有していたことから、運用価値が1億3700万ドルから11億ドル超に膨らんだ。137ベンチャーズの運用資産は150億ドルを超え、2026年初めまでに調達した総額は7億ドルを上回った。