米連邦準備制度(FRB)のクリストファー・ウォラー理事は、人工知能(AI)インフラ投資を巡る資本競争と米国の財政状況への懸念により、米国債の利回りが上昇していると述べた。米国債を支えてきた安全プレミアムがほぼ消失したことも背景にあるという。米国が40兆ドルの債務を経済成長によって克服するには、構造的赤字を、今会計年度の国内総生産(GDP)比約6%からほぼゼロに近づける必要があると指摘した。ウォラー氏は、今後のデータでインフレ圧力の鈍化が確認されれば、FRBの次回政策会合では政策金利を据え置くことが望ましいとの考えを示した。ウォラー氏のハト派的な発言を受けて米国債利回りは低下し、S&P500のほぼ全セクターが上昇した。