ビットコインの金との90日ローリング相関は8月31日までに0.5を上回り、6年ぶりの高水準となった。ビットワイズが2015年4月から集計しているデータでは、0.5超えは2例目にすぎない。一方、株式市場との相関は1年ぶりの低水準に低下した。ビットコインは一時4カ月ぶりの高値となる8万2262ドルを付けた後、約7万9800ドルまで下落した。その後の市場データでは、7万8500ドルから8万800ドルの範囲で推移している。ビットワイズのアンドレ・ドラゴシュ氏は、マクロ経済の不確実性と通貨価値下落のリスクが高まるなか、投資家はビットコインを高リスクのテクノロジー資産というより、価値保存手段、あるいは「金の増幅版」と捉えるようになっていると指摘した。この変化は、米国の財政の持続可能性を巡る懸念が再燃した時期と重なった。米国の政府債務は40兆1300億ドルに達し、米財務省は9月9日から、流動性を支える10年債から30年債の買い戻しを、1回当たり20億ドルから40億ドルに増額する計画を示した。フィデリティは、過去のパターンが続く場合、弱気相場の底が2026年11月ごろに訪れる可能性があるとした。一方、ギャラクシーのアレックス・ソーン氏は、調整局面の底値をベースラインとして4万ドルから4万6000ドルと見積もった。フィデリティ・デジタル・アセットのクリス・クイパー氏は、相場サイクルは正確なタイミングを示す仕組みではなく、ビットコインが今年後半に必ず下落することを意味するわけではないと注意を促した。