メモリー高騰、スマホ価格に上昇圧力 アップルはiPhone 18 Pro値上げ検討

  • メモリーコストの上昇により、世界のスマートフォン店頭価格は2026年初め以降、およそ15%上昇した。
  • トレンドフォースは、2026年第3四半期のiPhone 18 Proのメモリーコストが前年同期比で約400%上昇し、価格が100ドル程度引き上げられる可能性があると予測している。
  • アップルが現行iPhoneの価格を維持する一方、中国メーカーが一段と強いコスト圧力にさらされるなか、サムスンは低価格帯のGalaxy Aシリーズの生産を拡大している。

DRAMとNAND型フラッシュメモリーの価格上昇がスマートフォンの価格設定と競争を変えつつある。カウンターポイント・リサーチによると、世界の店頭価格は2026年初め以降、およそ15%上昇し、40%を超えるモデルが値上がりした。アップルは、メモリー価格が2025年第4四半期以降に4倍に膨らんだにもかかわらず、現行iPhoneの価格を据え置いている。一方、トレンドフォースは、今秋発売予定のiPhone 18 Proについて、およそ100ドルの値上げを予測している。これは、2026年第3四半期のメモリー調達コストが前年同期比で400%程度上昇すると見込まれるなか、その一部しか吸収しない額であり、特に256GBモデルで影響が大きい。中国メーカーが一段と強い圧力にさらされるなか、サムスンは低価格帯のGalaxy A17とA18の生産を約1800万台に拡大している。消費者は買い替えサイクルを延ばし、低い仕様を受け入れ、分割払いと下取りを利用するか、再生品のスマートフォンに目を向けている。コスト上昇は、アップルの折りたたみスマートフォンの価格設定やMacBookの有機EL採用計画、ディスプレー調達にも影響を及ぼしている。

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