Anthropic、IPOの投資家向け説明を10月に延期 目論見書は9月下旬か

  • AnthropicのIPOに向けた投資家向け説明は、早くても10月中旬に始まる見通し。
  • バイナンスのANTHROPICUSDT無期限契約は8月14日に1607.29ドルで取引された。
  • Anthropicは6月1日、Form S-1の草案をSEC(証券取引委員会)に非公開で提出した。

AnthropicのIPOは、早くても10月中旬に投資家向け説明の段階に入る見通しとなった。目論見書の公表時期は、早ければ翌週とされていた時期から後ずれし、9月下旬が見込まれている。ロイターによると、同社は11月の米中間選挙の数日前にリスティングを完了する可能性があるが、日程はなお変更される可能性がある。Anthropicは、参加銀行のアナリストが同社と面談する前に、150億ドルのリボルビング型信用枠の最終調整を進めている。 目論見書で募集価格や株式数などの条件が示されるまでは、仮想通貨取引所では株式の所有権ではなく、合成的なエクスポージャーが提供されている。バイナンスのANTHROPICUSDTプレIPO無期限契約は8月14日に1607.29ドルで取引され、バイナンスが基準とする10億株を用いると、約1.57兆ドルの評価額を示唆する。USDT建てのこれらの契約は、Bybit、Bitget、Crypto.com、Hyperliquid、Coinbaseでもさまざまな形で提供されているが、Anthropicの株式を取得する権利はなく、取引所によって評価額が大きく異なる可能性がある。 Anthropicは6月1日、Form S-1登録届出書の草案をSEC(証券取引委員会)に非公開で提出し、その時点では株式数も価格も決まっていないと説明した。一部の投資家は、同社の評価額が最大2兆ドルに達する可能性があると見積もっている。一方、Anthropicは評価額、募集規模、株式数、リスティング日を確認していない。同社はAIモデル群「Claude」を開発し、グーグルとアマゾンから資金拠出の確約を得ている。また、同社の「Mythos」モデル系列のサイバーセキュリティー・ツールや、マイナーが計算能力をAI向けのワークロードに振り向ける中で、元マイニング事業者と結んだ長期のコンピューティング契約を通じ、仮想通貨業界とも関わりがある。

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