米国外の富裕層投資家向けの非上場プライベートクレジットファンド、KKR-Income Trust Iは3Q、純資産価値(NAV)の約2.5%に相当する解約請求を受けた。プライベートクレジット市場全体で償還圧力が続くなか、前四半期の5%からは低下した。ファンドは2Qの償還上限を5%に設定した後、未処理となっていた1050万ドルの請求に加え、追加の2Q請求にも応じる方針で、合計額は3470万ドルとなる見通しである。2Q末時点の全体の平均NAVは約14億ドルで、同四半期には1.9%増加した。設立以来の年率換算純トータルリターンは10.3%だった。投資家が運用会社が直ちに返還できる額を上回る資金の引き出しを求めたため、プライベートクレジットファンドは解約を制限してきた。2Qには十数本を超えるファンドに145億ドル超の請求が寄せられたが、返還されたのは86億ドルにとどまった。クリフウォーターは請求が持ち分の約16%に達したことを受け、解約上限を5%に設定した。ブラックストーンの772億ドル規模のBCREDにも、3Qに持ち分の約10%に相当する43億ドルの請求が寄せられ、同様に解約を5%に制限した。