中国石油化工(シノペック)は、国際CCUS技術革新協力機構(ICTO)、カザフスタン・エネルギー省、ナザルバエフ大学新材料・エネルギー技術研究所とともに、低炭素エネルギー開発協力イニシアチブを立ち上げた。2026年国際CCUS技術カンファレンスが9月1、2日にアスタナで開かれた際に発表されたこのイニシアチブは、CCUS(CO2回収・利用・貯留)技術や規格を巡る協力を強化し、業界関係者の交流を拡大することを目指す。数十カ国・地域から230人を超える参加者が集まり、二酸化炭素の回収、地中貯留、CO2の鉱物化、CCUSハブの開発に加え、普及拡大に必要なビジネスモデル、政策枠組み、国際連携について議論した。シノペックの田洪斌副総裁は、世界の気候変動対策が重要局面に入る中、CCUSは実現を支える中核技術になったと述べた。シノペックは、中国初となる全長100キロメートルの高密度相CO2パイプラインを建設したほか、年間100万トンの処理能力を持つ同国初の統合型CCUS実証プロジェクトを稼働させた。同社はシェル、BASF、中国宝武とともに、1000万トン規模の中国初のオープンアクセス型CCUSクラスターを検討している。また、勝利油田で低濃度CO2排出源向けの100万トン規模の実証プロジェクトを準備している。2025年7月に設立されたICTOには、20カ国・地域超から60の設立メンバーが参加している。