強い米雇用統計受け金2%下落、9月利上げ観測後退

  • 8月の米雇用者数の伸びが予想を10万人超上回ったことを受け、金は下落した。
  • 現物金は約2%下落し、1オンス=4391.61ドルとなった。
  • 雇用統計を受け、9月利上げ確率は約70%からおおむね五分五分の水準に低下した。

金価格は、8月の米雇用統計で新規雇用者数が16万2000人となり、約5万3000人との予想を大幅に上回ったことを受け、約2%下落した。失業率は4.1%で横ばいだった。現物金は1オンス=4391.61ドル、先物取引は4514.19ドルで引け、銀とプラチナも下落した。ドル指数は0.2%上昇して99.03となり、ドル建ての金地金相場を押し下げた。米連邦準備制度のウォラー理事は、インフレ鈍化が続けば9月15〜16日の会合で政策を据え置くことを支持できると述べた。一方、物価上昇が再加速すれば、政策金利の調整を支持する可能性があるとした。市場が織り込む9月利上げ確率は、週初めの約70%からおおむね五分五分まで低下し、その後の数値では52%となった。来週発表される消費者物価指数(CPI)は金相場にとって重要な試金石となる見通しで、金相場は4526ドル前後に位置する200日移動平均線が上値抵抗線となっている。

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