DNB、北米からロンドンへ金86トン移送 危機時の取引性向上狙う

  • DNBはニューヨークとオタワからロンドンへ金86トンを移送した。
  • DNBは59トンを売却・買い戻し、27トンを実際に移動させた。
  • ガーリングハウス氏は旧来型の決済と仮想通貨、ステーブルコイン、XRP Ledgerのプロトタイプを対比した。

オランダ中央銀行(DNB)は3月から8月にかけ、ニューヨークとオタワからロンドンへ約86トンの金を移送した。今回の措置について、危機への備えと保有準備金の取引性向上が目的であり、ワシントンへの反発を示すものではないと説明している。約59トンはニューヨークで売却してロンドンで買い戻したため、取引のほぼ70%は帳簿上の移転となった。大西洋を実際に渡ったのは27トンにとどまる。DNBの金保有量は2025年末時点で612.4トン、評価額は722億ユーロだった。ニューヨークの保管比率は31.3%から18.5%に低下し、ロンドンは32.1%に上昇した。リップルのブラッド・ガーリングハウス最高経営責任者(CEO)はこの移送を引き合いに出し、世界の金融が依然として低速な旧来型プロセスを通じて価値を移転していると主張した。これに対し、仮想通貨は15億ドル規模の実験から2.7兆ドルの資産クラスへ成長したとし、より迅速な決済の例としてステーブルコインを挙げた。国際決済銀行(BIS)のプロトタイプでは、XRP Ledgerを使って公的統計を3~5秒で記録し、検証には1~2秒かかった。XRPは1.40ドル近辺で取引され、前日比3.65%安となった一方、3カ月では21%上昇した。

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