
雇用者数が予想を上回り、7月の雇用も上方修正されたことを受け、ピーター・シフ氏とジム・クレイマー氏は大統領による米連邦準備制度への圧力を批判した。
ドナルド・トランプ大統領は、米国が貿易赤字を抱える国との貿易を、米連邦準備制度が金利を引き下げるまで停止すると警告した。世界で最も低い水準に米国の借入コストを引き下げるよう求める主張を改めて示した形である。発言に先立ち発表された8月雇用統計では、雇用者数が16万2000人増加し、Consensusの5万6000人をほぼ3倍上回った。7月分も、2万3000人減から2万1000人増へと上方修正された。ベテラン投資家のピーター・シフ氏は、貿易黒字国との貿易を停止すれば、物不足や物価上昇、失業を招くと指摘した。ジム・クレイマー氏は、米連邦準備制度のケビン・ウォーシュ議長が大統領の要求にどう対応するのか疑問を呈した。雇用情勢を示す統計が力強い内容となったことで、トランプ氏が利下げを求める一方、市場では9月の利上げ観測が強まった。既存のアカウントによると、フェデラルファンド金利先物は利上げの確率を58.4%と織り込んでいる。