ニューヨーク市場で4日、ユーロはドルに対して小幅に上昇し、EUR/USDは午前0時時点で1.1615となった。午後10時の1.1601から約0.0014上昇した。8月の米雇用統計が予想を上回ったため、取引開始直後はドル買いが優勢となり、EUR/USDはこの日の安値となる1.1585まで下落した。前日の安値1.1584付近で下値が支えられ、ポジション調整の買いが入ったほか、米長期金利が上昇から低下に転じたこともEUR/USDの回復につながった。トランプ大統領は、米連邦準備制度は賢明に行動する必要があると述べ、利下げがなければ米国に対して貿易黒字を計上している国との取引を停止すると警告した。市場は発言を政治的圧力と受け止めたが、EUR/USDへの直接的な影響は限定的だった。ドル円は155.30〜156.75円の範囲で荒い値動きとなり、午前0時時点では156.11円で取引を終えた。ユーロ円は底堅く推移し、一時は8月3日以来の安値となる180.23円を付けたものの、181.34円で引けた。市場参加者は、雇用統計がドル買いを支える一方、トランプ大統領の発言と長期金利の低下がドルの上値を抑えているとみている。ドル円は市場が短期的な方向感を探るなか、156円を中心とした推移が続いている。