米軍、ハルグ島封鎖でブレント原油85ドル超え タンカー無力化

  • 米軍、ハルグ島付近でM/T Belmaを無力化し、イランのタンカーSTARK 1に警告
  • 対立の中でブレント原油は1バレル85ドルを上回る
  • CENTCOM、2026年7月14日に海上封鎖を再開し、イランの港湾関連船舶を標的に

米中央軍(CENTCOM)は、ハルグ島付近で繰り返し警告した後、ヘルファイア・ミサイルでキュラソー船籍のタンカーM/T Belmaを無力化し、イラン船籍の原油タンカーSTARK 1にも警告を発した。作戦は、イランの港湾を発着する船舶を標的としたCENTCOMによる2026年7月14日の海上封鎖再開を受けたもの。指示に従った2隻は問題なく航路変更を命じられたが、Belmaはハルグ島への到達を試みた際、7月15日に攻撃を受けた。同島はイランの原油輸出の約90%を扱い、年間約9億5000万バレルのイラン産原油を処理している。対立が進む中でブレント原油は1バレル85ドルを上回った。世界の石油消費の約5分の1が毎日ホルムズ海峡を通過している。CENTCOMは封鎖について、航行の自由を守り、従来成立していた停戦を損なったイランによる民間海上交通への攻撃に対応する取り組みだと説明した。STARK 1は、国際制裁の対象となっている国営企業、イラン国営タンカー会社が所有している。同船はこの地域で、積載したイラン産原油を輸送していることが追跡で確認されている。タンカーの名称は、イラン・イラク戦争中の1987年にイラクのミサイル攻撃を受け、米兵37人が死亡した米海軍のフリゲート艦「スターク(USS Stark)」も想起させる。NITCなどが運航する制裁対象タンカーは、石油輸送のために洋上での船舶間移送や便宜置籍を利用することが多い。

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