香港を拠点とするAI経済向け決済レイヤーのAEONは、AIエージェントがShopifyやAmazonなどの電子商取引プラットフォーム上で商品の検索、選択、カート作成、購入を行える「Agentic Checkout」を開始した。このサービスは、AIモデルと外部ツールを接続するフレームワーク「Model Context Protocol(MCP)」と、デジタルコマースのやり取りに関する標準規格「Universal Commerce Protocol(UCP)」を統合している。ユーザーは会話形式で必要な商品を伝え、その後「AEON AI Card」を通じて決済を承認する。決済はVisaとMastercardのネットワーク上で行われる。同カードは使い捨てのエージェントカードと事前設定した予算に対応しており、ユーザーの主要な決済情報、トレジャリーウォレット、主要ウォレット、従来型のクレジットカード情報を開示することなく、タスクごとの支出を可能にする。AEONによると、仮想通貨ベースの認証によってオンチェーン資産と既存の決済インフラを接続する。Shopifyを通じてエージェントは175カ国超の300万以上のアクティブな店舗を検索できる。AEONは、次に対応を予定する環境としてAmazonとTravalaを挙げた。同社によると、カード番号全体やセキュリティコードが会話ログやモデルのコンテキストに記録されることはなく、決済状態が不明な場合は重複請求を防ぐため、再試行前に確認される。今回の開始は、AEONがBNBチェーン上で展開したAIエージェント向け決済ゲートウェイと、Reserveとのエージェント型コマース統合に続くものだ。AEONによると、同社の決済レイヤーは230万人のユーザーに対して累計5億1400万ドル超の取引量を処理しており、YZi Labs、IDG Capital、HashKey Capitalの支援を受けている。