トランプ大統領、牛肉30万トン輸入計画を推進 牧場主から反発

  • トランプ大統領は牛肉輸入と農場での加工拡大を支持する大統領令に署名した。
  • 30万トンの牛肉が90日間、関税なしで輸入される。
  • 米国の牛の飼養頭数は年初時点で8620万頭と、1951年以来の最低水準となった。

トランプ大統領は、30万トンの牛肉を90日間、関税なしで輸入する計画を進めており、米国民向けの価格を引き下げる措置だと説明している。大統領は金曜日、牛肉の大半をブラジルとアルゼンチンから輸入し、現在の市場価格より25%安く販売すると述べた。計画には、畜産業者や農業経済学者、共和党議員から批判が出ている。安価な輸入品が牧場主の収入を減らす可能性がある一方、米国の牛の飼養頭数は1951年以来の低水準にあるためだ。トランプ大統領はまた、牧場主や農家が自ら生産物を加工・包装することを認め、外国産牛肉の原産国表示を促進する大統領令にも署名した。ただし、原産国表示の措置には議会の対応が必要となる。干ばつや運営コストの上昇、牛の頭数の過去最低水準、強い需要を背景に、牛肉価格は上昇している。米連邦準備制度のセントルイス連銀が共有した米労働統計局のデータによると、牛肉100%のひき肉の米国平均価格は1ポンド当たりおよそ6.89ドルである。アナリストや業界関係者によると、輸入によって牛肉の供給量は約2%増えるにすぎず、消費者価格が大幅に下がる可能性は低い一方、牛群拡大を妨げる可能性がある。中間選挙を前に有権者の間で物価負担への懸念が最大の争点の1つとなるなか、ActiVoteの世論調査によると、農村部の有権者におけるトランプ氏の支持率は7月から8月にかけて低下している。

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