日本の10年国債利回りは9月1日、1996年以来の高水準となる3%に達した。原油価格の上昇でインフレ懸念と日銀の利上げ加速観測が強まり、利回りはそれ以前から上昇していた。2025年8月以降の上昇幅は1.4ポイントを超え、2025年10月に高市早苗氏が首相に就任した時点の約1.6%からほぼ倍増した。1バレル85ドル超の原油価格、日本の輸入エネルギーへの依存、2026年6月の日銀による政策金利1%への引き上げ、日本国債の購入減額が、利回りの再評価につながった。J.P.モルガンの日本市場調査部門は、9月の日銀利上げはなお実施される可能性が高いとの見方を示した。一方、今後の政策変更を巡る見通しでは、USD/JPYの動向が引き続き中心となっている。高市政権下で約143兆円、約8900億ドルに相当する過去最大規模の予算要求が出されたことも財政圧力を強めた。日本の投資家は海外債券を大量に保有しているため、日本の利回り上昇は世界の債券市場に影響を及ぼす可能性がある。