UBSグローバル・ウェルス・マネジメントは、FRBが2026年9月に25ベーシスポイント利上げし、12月にも追加利上げを実施すると予想している。年内は政策を据え置くとしていた従来の見通しを転換した。マッコーリーも9月の利上げを予想し、その後2027年第1四半期にさらに25ベーシスポイントの利上げを見込んでいる。ウォートン校の金融学教授ジェレミー・シーゲル氏は、8月の雇用者数が16万2000人増えていたことから、FRBはすでに利上げに動いているはずだと述べた。ただ、トランプ大統領からの圧力や2026年の中間選挙を踏まえると、9月の利上げは政治的に難しいとしている。失業率は4.1%で横ばい、賃金は前年比3.1%上昇し、労働参加率は61.6%に上昇した。6月と7月の雇用者数は合計5万5000人上方修正された。UBSは底堅い雇用、FRBのタカ派的な発言、供給制約によるインフレリスクを根拠に挙げた。一方、シーゲル氏は労働市場について、過熱しているのではなく供給主導だと説明し、短期間の米国・イラン戦争が始まって以降、M2マネーサプライが約10%増加した点にも言及した。先物市場が織り込む9月利上げの確率は約58%となり、雇用統計発表前の52%から上昇した。予想金利の上昇は、米国債利回りとドルを支える一方、利回りを生まないビットコインを保有する機会費用を高め、金融環境を引き締めた状態に保つ可能性がある。ビットコインは9月7日時点で7万9375ドル付近で取引されていた。木曜日と金曜日に発表される生産者物価と消費者物価の統計が、次の主要な金融政策シグナルとなる。9月11日発表予定の8月消費者物価指数(CPI)も含まれ、9月15〜16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合を前に注目される。