中東の緊張が高まり、イランで続く戦争がエネルギー価格を下支えしてインフレ懸念が強まるなか、欧州の市場は月曜日も慎重な展開となった。欧州中央銀行(ECB)が木曜日に金融政策を決定するのを前に、DAX 40は2万6020前後で横ばいないし下落。取引開始後のSTOXX 600は0.1%安の649.17ポイントとなり、スイス株も下落した。 ECBは25ベーシスポイントの利上げを決めるとの見方が広がっている。ユーロ圏のインフレ率は3%を上回り、中央銀行の目標である2%をさらに上回った。紛争を背景とする物価上昇により、短期的にインフレが鈍化するとの見方は後退している。これに先立つ市場報道では、投資家が政策金利2.75%を織り込んでいるとされていた。一方、過去の報道では、2.50%への利上げを実施した後、12月に2.75%へ追加利上げする可能性が示されていた。 ドイツでは極右政党AfDがザクセン=アンハルト州で勝利し、フリードリヒ・メルツ首相率いるCDUに打撃を与えたことで、政治情勢を巡る不透明感も強まった。これに先立つ報道では、出口調査でAfDの得票率は44%とされていた。ホルムズ海峡などで船舶が関与する米国とイランの攻撃を受け、ブレント原油が1バレル当たり1ドル超上昇したため、エネルギー株は上昇していた。