韓国KOSPIは、ゴールドマン・サックスのストラテジスト、ティモシー・モー氏が据え置いた1万2000の目標に到達するには、約6899からおよそ74%上昇する必要がある。同行のアジア太平洋株式チーフ・ストラテジストを務めるモー氏は、6月初旬に予想を9000から引き上げた。KOSPIが6月の過去最高終値から約4分の1下落した後も、目標を維持している。強気の見方の背景には、人工知能(AI)向けデータセンター投資により、韓国のメモリーチップメーカーの業績サイクルが長期化し、世界的なメモリー不足が一段と深刻化するとの見通しがある。ゴールドマン・サックスは、KOSPI上場企業の利益が今年約360%、来年35%増加すると予想している。一方、モー氏は米ビッグテックの設備投資が、従来予想の8000億ドルから来年は1.2兆ドルに増加すると見込んでいる。目標は、12カ月先利益に対する株価収益率(PER)7.5倍を前提としている。現在のPERは約5.3倍で、KOSPIの7年平均のおよそ半分にとどまる。リスクとしては、中国の長鑫存儲技術(CXMT)との競争や、米国で新規データセンターに対する政治的な反発が強まる可能性が挙げられる。モルガン・スタンレーも8月初旬、韓国株をオーバーウエートに引き上げ、目標を9000に設定した。