円は1ドル=152.89円まで上昇し、2月以来の円高水準となった。2026年の最高値に近い水準でもあり、投資家が円売りポジションを縮小したほか、日銀の利上げが予想されるなかで円キャリートレードの持続性を見直したことが背景にある。ドル円はその後、押し目買いに加え、米10年国債利回りが約4.804%まで上昇してドルを支えたことで、東京市場では153.80円まで戻した。日本の10年国債利回りは1996年以来初めて3%に達し、国内の借入コストが上昇するとともに、円を調達通貨とするレバレッジ取引の解消に対する懸念が強まった。ジェフリーズは、キャリートレードの活動を示す指標である国境をまたぐ円借り入れが3月に過去最高の360兆円に達したと推計した。東京短資のデータによると、日銀が25ベーシスポイント利上げして政策金利を1.25%とする確率は97%となり、1カ月前の52%から上昇した。円高がリスク資産の変動性を高めるなか、ビットコインは7万7000~7万9000ドル付近で取引された。一方、EUR/USDは米長期金利の上昇を受けて軟調に推移した。