バイナンス・ウォレットのセキュリティセンターは、リアルタイムのリスク阻止により、2026年上半期にユーザーが約5億4000万ドルの潜在損失を回避するのに貢献した。約260万人のユーザーに影響する約2億600万件のスパム送金を遮断し、19のブロックチェーンで約493万件の高リスク取引を特定したほか、約99万6000件の悪意ある承認を検出した。バイナンスによると、攻撃者はAIを使って悪意あるコードやフィッシングサイト、偽の身元情報を大量に作成しており、新たな悪意あるエンティティは前期比でほぼ3倍に増加した。詐欺は、広範囲を狙う手法から、より標的を絞った手法へと移行しているという。同社は、トークンやウェブサイトの挙動のロジックとリスク意図をAIで評価するセキュリティシステムを運用していると説明した。ユーザーが購入できる一方で売却できない仕組みや、隠れたバックドアを含む攻撃も検出対象としている。ユーザーには、取引に署名する前に詳細を確認し、バイナンス・ウォレットのセキュリティセンターで承認や資産を定期的にスキャンするよう求めている。